宝くじのネット販売が拡大する理由とは?


宝くじ売り場で購入する人が減少した背景とは?

ちょっと前なら、
「ジャンボ宝くじに当選したい!それなら有名な宝くじ売り場で購入しなきゃ」
というのが当たり前でした。
しかし、有名な宝くじ売り場に行けば、誰もが同じことを考えるので長蛇の列ができてしまうことも珍しくはありません。
中には仕事中に営業の合間に宝くじ売り場に立ち寄る人、休憩時間中に行く人もいます。
その一方で
「長時間待たされてまで宝くじを買いに行くのはイヤだ。」
という声もあります。

インターネットが普及した今では、宝くじは有名な売り場にわざわざ行かなくてもネットで購入するのが当たり前となりました。

宝くじのネット販売に積極的な姿勢を見せているのは銀行ではなく、実は総務省です。
これまでは、ロト・ナンバーズの販売中心でしたが、今ではジャンボ宝くじなどほとんどの宝くじが、ネットバンキングで販売されるようになりました。
そのため、ネットで購入する人が増えて、売り場で買い求める人が減少してきたのです。
それでも、有名な宝くじ売り場にせっせと足を運び続ける人もいます。
有名な宝くじ売り場で並ぶ人が少なければ、順番が早く回ってくるのでスムーズに購入できます。売り場での宝くじ購入者が少なければ、その場でまとまった数の宝くじを購入すれば当選確率がアップするチャンスも得られます。

そもそも宝くじは何のために販売されているの?

「宝くじ」という言葉を聞くだけで、高額当選・お金持ち、そのようなキーワードがすぐに浮かんでくるのではないでしょうか。

そもそも宝くじとは何の目的で販売されているか、意外に知らない人が多いようです。
宝くじを購入する立場から見れば高額当選のチャンスがありますが、販売する側にははっきりとした目的があります。

宝くじの正式名称は「当せん金付証票」と言い、もともとは市町村の振興を目的として販売するものです。つまり、宝くじを販売する側は多くの人々に「当選」の夢を与えるとともに、地域の活性化に役立てているというわけです。

「宝くじをたくさん買ったのに1枚も当たらなかった」
とガッカリする人も多いことでしょう。しかし、このように発想の転換をしてみてはいかがでしょうか。
「宝くじが当たらなかったけれど、地域の活性化に役立ててもらえるなら。」
と考えれば、ガッカリしなくて済むかもしれません。

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